重かった。

●今日は古書展。
少し遅めに行ったが、「雨&西部古書会館と重なる」、ということもあって、並んでいる人数は少なめだった。(結局、開場前には行ったのね。)

そして開場。入ってすぐの棚に岩谷書店から出ていた探偵小説傑作選などが並んでいる。
値段を見ると500円。おー安い。あるだけ抱え込む。
「探偵小説傑作選 1955年版 下」探偵作家クラブ編(岩谷書店)
「探偵小説傑作選 1956年版 上下」探偵作家クラブ編(岩谷書店)
「1960年版 推理小説ベスト15」日本探偵作家クラブ編(宝石社)
「1961 推理小説ベスト20 1,2」日本探偵作家クラブ編(宝石社)
「1962 推理小説ベスト20 1,2」日本探偵作家クラブ編(宝石社)
「1963年版 推理小説ベスト20 1,2」(宝石社)
これだけで10冊。重い。
会場をぶらぶら見てまわるが、重くて他に買おうと思うものも無い。(お金も無いしね)何も無かったら手に取るだろう本もスルー。

でも一応
「耽奇小説 No2」裏窓臨時増刊第六集(久保書店)も購入。
執筆陣が永瀬三吾、狩久など豪華。(これを豪華と思えるのは、ごく一部?)

雨も降っていたし、重いというのもあり、これで帰宅。


●読んだ本
「U路線の定期乗客」クロード・アブリーヌ(創元推理文庫
「ブロの二重の死」クロード・アブリーヌ(創元推理文庫
二つまとめて感想を。フランスミステリ、ではあるものの堂々たる本格である。何といっても提示される謎が魅力的。
フランスらしさというのは、少し独特の癖を感じる文体くらいにしかない。しかしそれはそれで新鮮である。少々のユーモアもあり、英米本格に飽きた人はいかがでしょう?という感じかな。